LOG IN

めっきしたナットのネジの一部が破壊されているけど、どこでなったか?

by Kazutomo Ohashi

めっきした製品がユーザーさんのところで、ネジが破壊されているとクレームがあったようです。

そこで、お客様から調査依頼が!!

まずは、

①めっき前の状態(素材)でネジが破壊されていたのか?

②めっき後にネジが破壊されたのか?

を調査します。

ナットの内面ですので、めっきしている最中にネジが破壊されるような事は考えられないので、今回は除外します。

どのようにめっき前なのか、めっき後なのかを調査するかというと、

めっきの皮膜の厚さを、破壊部と正常部とで測定し比較してみます。

まずは正常部を測定・・・膜厚は、8.52μmの亜鉛めっきの皮膜が生成されています。

次に不具合部を測定・・・膜厚は、0.528μmしか亜鉛めっきの皮膜がありません。

この結果から、分かることは亜鉛めっきが最初は生成されていたが、めっき後にボルトをしめてネジを潰してしまった or ゲージやタップなどでネジを潰してしまった等の要因であることがわかります。

めっき前のネジの圧造工程やめっき工程でネジが潰れたのではなく、その後の取り扱い等でナットの内面のネジが潰れたことがわかります。そのことをお客様へ報告しておきました。

こういう不具合は、どんな状況で発生するかはわかりにくいですが、できる限り調査をして原因を潰していくことが品質の向上にも繋がりますし、自分たちの技術力の向上にも繋がるのでお客様からの調査依頼は自社のめっきではなくても進んで取り組むようにしています。


愛知県豊橋&豊川で、めっき・表面処理のご相談は小池テクノまで

お急ぎの方は、TEL:0532-45-4025まで


Kazutomo Ohashi
OTHER SNAPS